***注意はじめ***
以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。
また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。
当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。
***注意おわり***
第4話「逆転寄席」
成歩堂・王泥喜が不在の「成歩堂なんでも事務所」に弁護の依頼が舞い込んだ。被告人は夕神検事が馴染みにしている蕎麦屋の4代目。弁護士としてはまだまだ半人前の希月だったが、夕神からの依頼を引き受けることに。そんな彼女と相対するのは、上司と先輩たちを散々苦しめた異邦の検事・ナユタだった……などの展開。
…………前回プレイしてから5ヶ月以上もたってしまっていることに深く反省している。その間、殆ど3DSを開かなかったのが原因なのはわかっているが、もっとサクサク進めるつもりだったのに。
第4話は裁判パートのみの話で、クライン王国にいる成歩堂とはまったく関わりのない小休止的な事件といった印象を受けた。
タイトルに「寄席」とあることからも想像がつくが、今回の被害者は落語家の大物である。
落語の知識がなくても適時解説が入るためまったく問題なかったが、それなりに楽しめた。
証人の一人が多重人格障害という、心理学を得意分野とする希月にはうってつけの設定だったのはやりすぎな感もあったが、その分だけ前作から新登場した「カウンセリング」モードの出番ができたためにやりがいはあった。
なにぶん探偵パートがないうえに容疑者が少なすぎるから、裁判開始当初から犯人の目星がついてしまったことは残念ではあるが。
それにしても、日本酒を「水カステラ」などと言い換える習慣があるとは知らなかった。古い言葉には風流なものが多いが、これはまた格別である。
さて、ネット上の情報をちらほら見ていると、どうも本作は次章で最後となるらしい。
DLCのエピソードを一つ追加しているとはいえ、このままだとあっけなく終わってしまう気がしてならない。
大逆転裁判の二の舞にならなければいいのだが……