悪意ある善人による回顧録

レビューサイトの皮を被り損ねた雑記ブログ

大逆転裁判 (その5)

3章の裁判パート途中で時間切れ。なかなか先に進められないことにやきもきしながら記録をとりたいと思います。

 

 

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 

 

裁判開始早々、6人の陪審員たちがそろって「有罪」の評決を下してしまい、残るは裁判長による判決のみという絶体絶命の危機に陥った成歩堂。しかし、寿沙都が大英帝国法典より調べ上げた「最終弁論」という権利を行使すれば、陪審員たちの評決を覆すことができるかもしれない……という筋。

 

 

事件の概要も知らされないまま裁判所に直行し、ようやく事件についての説明があったと思いきや突然の大ピンチ。探偵パートをすっ飛ばして裁判パートに移った件といい、3章は2章と比べて物語の展開が早すぎる。異国の地に来て早々、その国の裁判制度に対応しろと言われても、無茶としかいえない。

 

しかしそこは成歩堂の主人公補正により解決策が用意されている。

それが、今作の目玉システムのひとつ「最終弁論」である。

 

証言と証拠の矛盾を突きつける「尋問」とは異なり、「最終弁論」では陪審員同士の言葉の矛盾を指摘する。6人の陪審員たちに有罪評決を行った根拠を聞いてみると、その中の2人に食い違いが現れるのである。そこを指摘できれば、陪審員たちの心象を変える事ができるかもしれない、というのが「最終弁論」のコンセプトの模様。

 

「尋問」と異なるとは書いたものの、やっていることはある文章とある文章の食い違いを指摘することなので、本質的には「尋問」も「最終弁論」も同じである。ただ、今後の裁判でどれだけ「最終弁論」をすることになるのか、どのような場面で行われるかによってはドラマチックな演出として見ごたえがあるものになるかもしれない。