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悪意ある善人による回顧録

レビューサイトの皮を被り損ねた雑記ブログ

スペシャリスト 第3話

語ることもないため、さっそく記録いたします。

 

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 

第3話は連ドラ化してからの新レギュラーである我妻刑事が倉庫に連れて行かれ、時限爆弾と共に置き去りにされる……などの展開だった。

 

我妻真里亜(夏菜)の身内が警察庁長官だということは語られていたが、父親は公安の人間だったとは。一族そろって警察とは恐れ入る。彼女は母親を早くに失くし、父親は10年前に倉庫での爆発事故に巻き込まれて死んでしまったのだという。そのため、我妻刑事は叔父である警察庁長官のもとに厄介になったらしい。

 

ドラマ冒頭で我妻刑事は、ネットで配信されている動画の隅っこに古い知人が映っていたことに気づき、その人物を訪ねに向かう。その人物は我妻刑事が小学生だったころに家庭教師をしていたという女性。彼女の運転する車に乗った我妻刑事は、とある倉庫に連れて行かれ、突然手錠をかけられる。女は、我妻刑事の父親の死は事故ではなく、自分が殺したのだと告白する。そして今度は、父にしたのと同じ方法で我妻刑事の口を封じるのだという。我妻刑事の前には、10時間後に起爆する時限爆弾と、二つのアタッシュケースが置かれる。二つのケースのうちどちらか一つには爆弾を解除する鍵が入っており、もう片方には空けた瞬間に爆弾を爆発させる罠が仕掛けてあるという。

 

宅間たち総合事犯対応係(仮称)のメンバーは、これら一連のやり取りをPCに送りつけられたライブ映像で目撃していた。制限時間が来る前に、彼らは我妻刑事を救い出すことができるのか……という筋。

 

 

まず、公安という仕事の大変さと非情さが印象深く残った。

女はかつて、我妻刑事の父親の協力者をさせられていた。とあるテロ組織に爆発物を提供するという名目で組織にもぐりこみ、その情報を公安に渡すよう指示されていたのである。彼女がそんな危険な行為に及んだのは、我妻刑事の父親のことが好きだったからである。しかし、組織への潜入は予想以上に熾烈を極め、いつ命を失ってもおかしくない状況にまで追い込まれていた。これ以上の協力はできないと我妻刑事の父親に懇願した女だったが、もしここで手を引くならテロ組織に武器提供した容疑で公安に突き出すと脅されてしまうのだった。

 

 

国家を守るために、国家体制を脅かすような危険な人物や組織を監視・摘発する公安という仕事の重大さは多少なりとも理解しているつもりである。彼らの働きがなければ、日本国民が安心して暮らせなくなるということもわかっている。

 

だがしかし、その任務のためにただの一般人を骨の髄まで利用して、利用価値が失われたならポイ捨てするかのような態度はいただけない。使命のためなら手段は正当化されるなどと言い出したら、どこぞの国の独裁者の理屈になってしまう。キレイごとを言っていられない仕事なのはわかるが、これでは誰に恨みを買っても文句は言えまい。我妻刑事の父親は、その一線を越えてしまったが故に殺されたのである。

 

それにしても、今回はまた「真相」に至るまでに推理が二転三転する話だった。監禁と殺人未遂だと思いきや裏口の鍵が空いていたうえに爆弾は偽物で、殺人ではなく被害者による事故死だと思いきや本当に殺人だった、など。1時間という短いドラマの枠でよくもあそこまで詰め込んだものだ。

 

さて、ドラマの終盤で「ワレワレの存在」について少しだけ言及されていた。

やはり、「ワレワレ」という闇の組織が存在しているらしい。それを公安が調べていたというが……いったいどのようにドラマが展開していくのか。

 

今後の展開に期待である。