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悪意ある善人による回顧録

レビューサイトの皮を被り損ねた雑記ブログ

臨床犯罪学者 火村英生の推理 第7話

ドラマ 邦画

今回もまた7・8話を立て続けに鑑賞いたしましたので、記録を残したいと思います。

 

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 

 

第7話は、第6話の後編に当たる。昨夜、貴島朱美の叔父が殺害された事件と、2年前に黄昏岬で発生したピアノ講師の殺人事件、さらには6年前に発生した放火事件がすべて繋がっていると考えた火村と有栖川が、黄昏岬に出向く……などの展開だった。

 

前回の話が事件の全容を紹介する説明回だったのに対し、今回は解答編である。冒頭から崖の上に集まった関係者に対して、「この中に犯人がいる」と嘯く火村。おもしろいくらいにノリノリである。実際の謎解きはそこでは行わず、後日、貴島らの別宅で行った。じゃあその前フリなんだったんだとは言わないであげよう。

 

 

端的にオチ説明すると、三つの事件がすべて一人の仕業ではなく、別々の人間による不連続殺人だったというのが結論である。この点については大いに驚かせてもらったが、2点ほど言いたいことがあるので一応書き記しておく。

 

1点目は犯行方法について。エレベーターを小細工して降りる階を誤認させるというトリックは、犯人による自作自演だった。前回の話でもちらりと触れたが、やはりあのような綱渡りのトリックがそう簡単に成立するわけがなかったのである。

 

2点目は犯行の動機について。貴島の叔父を殺害した件についてはわかりやすい。黄昏岬殺人事件の真犯人であることをネタに脅迫されたから、口を封じたのである。一方、黄昏岬殺人事件についての動機は、衝動的なものだったという。これが少々理解に苦しむのである。

犯人曰く、

「自分には好きな人がいるのに、簡単にピアノ講師の誘惑に負けそうになっている」

→ 「そんな自分が嫌で仕方がない」

→ 「そうだ、殺そう」

ということだったらしいのだが、そんなことで人を殺そうと思うか!? と思えるのは自分だけか。自分が嫌で仕方がないなら、ピアノ講師から距離を置くのも、そのまま海にダイブするのでもよかったはず。どうして自分に対する嫌悪感が他人への障害動機になりうるのか、誰か判りやすく説明して欲しいものである。

 

今回の話ではいつにも増して画面上に字幕が飛び交っており、ノリノリの火村先生とコラボするかのような演出が目立った。あの手の演出は嫌いではないので、うざったらしくならない程度にもっとやって欲しい。

 

さて、物語の終盤で警察に囚われていたシャングリラ十字軍の指導者・諸星が移送中に脱走を図った。諸星は火村をターゲットとして何やら画策しているようだが、それは次回までのお楽しみである。

 

続く8話の感想についてはまた後ほど。