悪意ある善人による回顧録

レビューサイトの皮を被り損ねた雑記ブログ

C3 -シーキューブ- 第9話

現在、保存しっぱなしだったアニメの崩し作業期間です。

 

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 


第九章「帰還者は何処か不思議な」


夜知家にとある少女が来訪する。彼女の名前は人形原黒絵といい、かつて春亮たちのもとで呪いを解いた和人形のワースだという。一方、一人旅から帰還した彼女を狙う「ビブオーリオファミリーズ」なる組織からアリスという名の女が現れるのだが……などの展開だった。


話の折り返し地点もとうに過ぎたここに来て新キャラ登場である。呪いの人形なんて一続きの単語があるくらいだから、やはり人形というものは人からの呪いを受けやすいということなのか。案の定、同じ人形のワース同士、黒絵はサヴェレンティと仲良くなりそうであった。


今回の話は黒絵の登場のほかに、錐霞の側でも少しだけ話が進展した。そもそも今回の話は何故かオープニング演出が錐霞バージョンに変わっていため何事かと思っていた。今回の物語は錐霞にも関わりがある話とみていいのか。

数話前に錐霞が携帯電話で会話していたのは、数学教師の日村という男だったことが判明。彼の声がどう聞いても三木眞一郎氏のものだったので少々混乱していた。というのも、氏の名前がアニメホームページの登場人物欄に記載されていなかったのである。恐らくはアニメ化された話には深く関わらないサブキャラの類だと思われるが、その割には錐霞と同じ組織に属する相棒といったような立ち位置のようである。ちょっと言動がセクハラっぽいけれど。


声優の話が出たので思い出したのだが、この錐霞というキャラ、アニメ「瀬戸の花嫁」の登場人物の一人、不知火明乃とどことなく被る。まあ、二人とも担当している声優が喜多村英梨氏だからというのもあるのだろうが。新オープニングテーマ曲の「紋」を聞いていたら、不知火明乃のキャラソング「らせん」を思い出してしまった。悩ましい。

 

後半は黒絵が商店街に構えている美容室を再開させるにあたって客引きするシーンで終始した。ほとんどこのはとフィアのコスプレ展開である。無論それが悪いとは言わないが、ああやはりこれも萌え系アニメの一角なのかなと思えてしまったのがほんの少しだけ物悲しかった。無論悪いはずもないけれど。


物語の締めのシーンで、アリスが春亮たちに向かって「犯人は私です」という不穏な言葉を残して去る。今回の話では特に事件が起こっていないから、犯行予告と言うことなのか。気になるところである。

 

はてさて、次の話はいつ見ることになるのやら。