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悪意ある善人による回顧録

レビューサイトの皮を被り損ねた雑記ブログ

C3 -シーキューブ- 第10話

現在、保存しっぱなしだったアニメの崩し作業期間です。

 

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 


第十章「嗜虐者は何処にもいない」

フィアたちが体育祭の準備を進めているころ、町では猟奇殺人事件が発生していた。被害者はいずれも女性で、遺体を箱型に折りたたまれているということ以外に共通点は見当たらない。しかし春亮たちの頭の中には、先日黒絵の美容室に訪れたアリスの一言が残っていて……などの展開だった。

 

事件内容がグロすぎてドン引きです。遺体の映像などは出ないにせよ、話に聞くだけでも顔面蒼白です。身体をバラバラにされた挙句、鈍器のようなもので滅多打ちにされて箱型にされるって、どんな悪いことをしたらそんな目に遭わねばならんのでしょう。この物語が呪いを扱っている話なせいか、悪役サイドの人間にぶっ飛んでいる人が多いのが怖すぎる。前回の話の最後のシーンで、アリスは事件の犯人が自分であると言い残している。何の衒いもないなら彼女が犯人ということになろうが、はたしてそんなに単純な話なのか。


また、物語の冒頭で錐霞と日村が電話するシーンがあった。錐霞が所属する研究機関からの命令で、今回の事件に錐霞は関わってはいけないらしい。「ビブオーリオファミリーズ」なる組織とどんな因縁があるのかはわからないが、春亮を助けたい彼女としては組織との板ばさみに苦しみそうな展開である。

 

前から気になっていたことがだいぶショッキングなシーンと共に説明されたのも印象的だった今回。錐霞が武器として使っている「黒河可憐」という鞭の様な革製品だが、やはり恐ろしい呪いが隠されていた。それは、所有者が一定期間ごとに誰かを傷つけずにはいられなくなるという、殺人衝動を掻きたてるものだった。彼女は「ギメストランテの愛」を身につけていることで外傷では死なない身体になっているため、その殺人衝動を自分に向けて自傷行為をすることで衝動を抑えているのだという。なんともショッキングな話である。いくら不死身だからといって、痛みがなくなるわけではない。毎日毎日指だの足だの首だのをへし折られ続けるなんてまともな精神状態じゃいられなくなりそうなものだが……

 

それを知った春亮の反応も、なんというかまったくの普通だったことに驚きを隠せな。もっとこう、憤るなりショックを受けるなりすれば人間っぽいところなのだが。それとも、自分が感情を昂ぶらせることで錐霞が傷つくかもしれないという配慮から平然としていたのだろうか。だとしたらどこまでも器の大きい少年である。

 

物語の後半になって、フィアは黒絵の不審な行いを目撃してしまう。女性から紙袋を受け取った黒絵が、中に入っていた髪の毛を吸収していたのである。このことからフィアは黒絵が事件の犯人なのではないかと疑うのだが、はて、真相はいかに。