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悪意ある善人による回顧録

レビューサイトの皮を被り損ねた雑記ブログ

C3 -シーキューブ- 第12話

現在、保存しっぱなしだったアニメの崩し作業期間です。

 

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 

 

第十二章「超越者は何処にでもいる」

 

捕らえられた春亮と黒絵を助けに、フィア、このは、錐霞の三人はアリスと対峙する。しかし、アリスが所有していたもうひとつのワースによって戦況が覆ってしまい……などの展開だった。

 

 

前回、夜知家を襲撃したアリスが屋根の上に逃げたと思いきやいつの間にか部屋の中で待ち伏せしていたシーンがあった。また、アリスが異常なほど気前のいい成金のようなシーンも多々写されていたが、あれらすべてが今回登場したワースの伏線だったらしい。

 

アリスが持ち出した鏡にはいくつもの能力があった。所有者を美しくすること、対象者の動きを封じること、そして鏡に映ったものをいくらでも複製すること。複製されたものは左右対称になり、10分経つと跡形も無く消え去るが、複製数に制限はないらしい。この能力を駆使して、アリスは3対1だった戦局を圧倒的有利に展開していった。

 

しかも厄介なことに、ここで作られた複製は某忍者マンガのような影分身とは違って、血肉の通った本物と瓜二つになっている。傷つければ血を流すし、流しすぎれば死ぬ。違うのは10分経ったら消えるという点だけで、10分経つまでは死体も血も現場に残り続けると言う。

 

人を殺し続けてきたことに罪悪感を覚えているフィアにとっては天敵とも言える能力だったため、フィアは一時戦意を喪失してしまう。

 

その窮地を救ったのが意外や意外、白穂とサヴェレンティのコンビである。サヴェレンティには人型の道具を意のままに操るという能力があったため、アリスの鏡によって動けなくなっている黒絵をサヴェレンティの意思によって動かし、鏡を破壊することに成功した。なんか、某死神マンガに出て来る弓使いの一族の最終奥義のような展開だと思ったのは自分だけではないだろう。

 

すったもんだのすえにアリスを撃退した春亮たちだったが、アリスは逃亡を図る。どうも彼女の行動を裏で操っていた存在があったらしいのだが、それがまた意外だった。なんとアリスは、アビスと名乗る人間化したワースに付き従っていたのである。髭の逞しい中年男性のような姿のアビスと共に船で海へと逃亡したアリスたち。今後は彼らと戦っていく展開になるのかというところで話の前半戦は終わってしまった。

 

後半に入ると、おせおせになっていた体育祭の出し物の練習へと戻るフィアたちのシーンへと変わった。血みどろのバトル展開からゆるふわの萌えアニメに変わった瞬間でもある。

 

フィアはかつて呪われた道具だったが、数多の呪いを受けて人間のような性質を得てしまったことでずっと苦しんできた。しかしフィアは、それでも人間のように生きていきたいと願っている。

 

フィアは春亮に問う。自分は道具だった人間なのか、人間になった道具なのか、わからなくなったと。

 

そんなフィアに春亮は答える。ただの道具だったらそんなことにこだわるはずがない、と。

 

フィア自身がどう思っていようと、すでにフィアは人間としての生を歩み始めているということなのだろう。あとは、彼女の心持次第である。数百年分の呪いを解くのにどれだけの徳を積まなければならないのかは想像付かないが、春亮のもとで気長に生きていくしかない。

 

 

アニメが非常にいいところで終わってしまったため、いずれ完結しているという原作に立ち返ってみたい気になってきた。

 

さて、次回の地上波未放送の話をもってアニメ版「C3」は一応の完結を迎える。

はてさて、次の話はいつ見ることになるのやら。