読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

悪意ある善人による回顧録

レビューサイトの皮を被り損ねた雑記ブログ

グッドパートナー 無敵の弁護士 第3話

 

 

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 

第3話は、神宮寺法律事務所の同僚・猫田(杉本哲太)が担当していた企業は上々を目指すベンチャーだった。しかしこの企業の取引先のひとつに暴力団が深く関わっている会社があると発覚してしまい……などの展開だった。

 

咲坂は咲坂で後先を考えないお調子者な感があるが、猫田にいたっては本当に仕事ができる人間なのか疑わしいこのごろ。仕事の合間に婚活サイトばかり閲覧していて、真面目に仕事をしているように見えないのだが……

 

今回の話はそんな猫田が大きなトラブルに巻き込まれてしまい、それに咲坂たちも巻き添いを喰らうというストーリーとなっていた。

 

取引先企業に暴力団関係の会社があった場合を想定して、企業間の契約書には「反社会的勢力排除条項」なるものを設定することが多いらしい。それなら問題の企業が暴力団と関わりがあるとわかってしまえば、上場審査の際に痛い腹を探られる前にそんな会社とは縁を切れるはずなのだが、話はそう簡単ではないらしい。

 

問題は、相手企業が「暴力団と関わりがある」ということをどうやって証明するか、どうやって認めさせるかということが限りなく難しいということなのである。

 

まあ、自分から「ヤクザのフロント企業やってます」なんて言ってのける会社なんぞあるはずもないし、相手が何者かを明らかにするということ自体がそれだけ難しいものなのだと改めて認識させられた。

 

不動産登記の名義やら社用車の所持者やら、どれだけ調べても簡単にはしっぽをつかませない。暴力団組織に対する取締りが強化してからと言うもの、表立って組織化せずに地下にもぐってマフィア化する組織もあるというし、怖い世の中である。

 

結局のところ相手企業にヤクザの関係者であると認めさせることはできなかったが、その企業が関わっている委託業務自体を取りやめてしまうことで件の企業との縁切りを実現させた咲坂たち。痛みを伴う解決法だったが、それ以外に手がないならどうしようもない。なにより、妻がいながら水商売の女に手を出した挙句に暴力団組織とかかわりを持ってしまうような社長の会社なのだから、それぐらいのダメージがあっても構わないだろう。(とはいえ、その妻と言うのも社長夫人の座が欲しかっただけの強欲だから、まともな人間なんていなかったともいえるかもしれないが)

 

それはそれとして、咲坂の娘が歳不相応にクレバーだったことに驚かされた今回の話。普通、夫婦が離婚した場合、娘は母親側についていくことが多いはずなのだが、咲坂の娘はあえて父親についていったというのである。曰く、成長すると共に母親と話すことが多くなるだろうから、いま父親と関わっておかないとそのまま一生会わなくなるかもしれない、とのこと。あまりにその通りすぎて唖然としてしまう。これが「チカゴロノワカイモン」の発想なのだろうか。

 

またどうでもいい話だが、助手の熱海の大物新人っぷりが光りすぎてイライラさせられる(演技がうまいと言う意味で)。あんなにも空気が読めず、あんなにも上司に言いたい放題できたら生きていて楽だろうなと羨ましくも危うくもある。まあ、見習いたいとは到底思えないが。

 

さて、次回はどのようなやり取りを見せてくれるのか。