***注意はじめ***
以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。
また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。
当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。
***注意おわり***
第4話「狛枝凪斗の憂鬱と驚愕と消失」
狛枝は一人考える。学内で起きた殺人事件の収まりがつかないまま、本科生たちに定期試験を受けさせて良いものか。病的なまでに希望を愛する彼は、愛する同級生たちが本来の実力を発揮できないような時期に試験を開催させることを良しとせず、副担任の雪染に相談をする。良い返事を聞けなかった狛枝は、そこでひそかにある企てを始めるのだが……などの展開。
どっかの超有名なライトノベルのタイトルをそのまんま並べたようなサブタイトルで多くの視聴者が突っ込みを入れたと思うので、ここは速やかにスル―する。
今回は狛枝の異常性が際立つエピソードとなった。
彼が持つ「超高校級の幸運」という才能は、誰かの不幸と引き換えに自らに幸運をもたらすという、ちょっと信じがたいほど超常的なものである。
未来編の4話で争っていた忌村・安藤・十六夜の三名も今回の話に深くかかわっていたのも驚きである。
結論から言うとこの三名が退学に追い込まれたのは狛枝が企てた計画のとばっちりを受けたからである。
まあ、定期試験を楽に合格するために忌村を脅しつけるように協力させようとした安藤・十六夜については同情の余地はないけれど。忌村だけはちょっとかわいそうかもしれない。狛枝の同期生である花村と関わっていたばかりに狛枝に目をつけられてしまったのだから。
今回の話は、未来編で争っていた三名の裏話的な要素が強すぎて、特に目新しい情報はなかった。事件を機に狛枝は無期限停学になったことは特筆するべきかもしれないが。日向も一切登場しないし。
今回はこんなところだろうか。