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悪意ある善人による回顧録

レビューサイトの皮を被り損ねた雑記ブログ

ダンガンロンパ3-The End of 希望ヶ峰学園-未来編 10話

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 

第10話「Death,Destruction,Despair」

(直訳で「死、破壊、絶望」)

 

4回目のタイムリミットを経て眠りから醒めた苗木は、信じがたいものを目にする。それは、NG行動によって毒を注射された霧切の姿だった。苗木の命を救うため、自らのNG行動を隠してきた霧切。彼女の言葉に従って、苗木は最後まで希望を捨てずに闘うことを決意する。そうして苗木は、このコロシアイを終わらせるべく、宗像を説得しに向かうのだが……などの展開。

 

 

まずは、オープニングに表示された「生き残り人数」をもとに考察もどき的なことから始めたいと思う。

 

 

前回退場した(と思われる)人物は、次の4人(?)

 

偽・月光ヶ原、逆蔵、安藤、霧切さん

 

前回のオープニングで表示された生き残り人数は「9人」。

 

そして、今回のオープニングで表示された生き残り人数は「6人」。

 

月光ヶ原を人数に含めないとするこれまでの仮定をそのまま適応するなら、9人中3人が死んで生き残り人数が6人に更新されたということになる。

 

しかしそうすると、死者の中に霧切さんが含まれることになってしまう。

 

これは断じて受け入れられない仮定である。

 

というわけで、筆者はこれまで立ててきた仮定をがらっと覆し、新たな仮定を立てることにする。

 

ずばり、「参加者16人のカウントには偽・月光ヶ原が含まれていた」という仮定である。

 

そうすれば、「4人中3人が退場し、かつ霧切さんは生きている」ということで生き残り人数の表示は説明できる。

 

しかしそうなると、5話と6話のあいだで生き残り人数が「13人」から「10人」になったときの状況を再確認する必要が出て来る。

 

5話と6話の間で退場したのは、

 

忌村、天願会長、十六夜

 

この3名である。

 

しかし、6話のなかで本物の月光ヶ原の遺体が発見されたという情報により、実際の生き残り人数とオープニング表示とのあいだにズレが生じているのではないか、という疑念が発生した。

 

だが、これも「参加者16人のカウントには偽・月光ヶ原が含まれていた」という仮定なら説明がつく。

 

カウントをとられていたのは、本物の月光ヶ原ではなく、モナカが機関に送り込んだ機械仕掛けの偽・月光ヶ原だったのだ。だから、本物の遺体が発見されてもカウントには影響を与えなかったのだろう。

 

ただ、そうなるとやはり、オープニングに表示される生き残り人数のカウント基準が俄然気になってくる。

 

もしも偽・月光ヶ原がカウントをとられていたとなると、カウントの基準は「施設内に居て自立的に行動できるもの(者・物)」ということになるのではないか。

 

それはすなわち、施設の外に放り出されっぱなしの葉隠は「16人」の中に含まれないのではないか、ということだ。

 

もしもそうなると、現状生き残っていると思われる人数と表示の数がやはりズレることになる。

 

現在、生き残っている(と視聴者が認識している)のは

 

苗木くん、朝日奈さん、御手洗、宗方、葉隠

 

である。

 

ここから葉隠を引くと施設内の人物は「4人」。しかし、オープニング表示では「6人」が施設内で生きていることになる。

 

霧切さんがまだ生きているとしても、やはりまだ一人誰かが生きていることになる。

 

うーむ、やはり襲撃被害者の誰か一人が替え玉を用意して、息を潜めて隠れているのだろうか……

 

 

まあ、オープニングから察せられる愚考はこの辺にしておいて、本編の感想も記しておきたい。

 

 

霧切さんが死んで(死んでないけどねっ!?)なお、気丈に振舞おうとする苗木くん。前向きなのが取り柄だという彼も、誰もいないところでは涙を流していた。やはり彼にとっても霧切さんは大切なヒトだったのだろう。

 

そのあたりは、宗方と直接対決したときの会話にも現れていて、非常に熱い展開だった。

 

一方、宗方は雪染がずっと以前から絶望の陣営に与していたという事実に気付かないままここまで来てしまい、事実を知って半狂乱になっていた。

 

ただ、絶望編を見ている視聴者にとっては雪染が洗脳されておかしくなっていることはわかるのだが、宗像がそれに気付いたきっかけがよくわからない。

 

宗方はどこからともなく2枚の写真を手に入れて、それをもとに雪染が絶望側だとわかったらしいのだが、いったいこの写真、どこで手に入れたのだろう。今までの展開で写真なんか出てきただろうか……

 

また、天願会長が宗方に喋った「真実」というのも非常に気になる。

 

天願会長は宗方から襲撃者の正体を知っているのかと問われ、こう応えた。

 

「襲撃者は一人ではない。あえて言うなら、この場の未来機関全員だ。わしに、苗木くん、逆蔵くん、雪染くんも、その例外ではない」

 

宗方はこの言葉を真実だと受け止めて、雪染の遺体に刀を刺し、逆蔵を刺し殺した。

 

ただ、この言葉には少し違和感があるのだ。

 

というのも、宗方がこの言葉を信じた理由は、天願会長のNG行動が「質問に嘘で答える」だと知ったからである。

 

しかし、そもそもこのNG行動は本物なのだろうか。

 

というのも、他の参加者たちのNG行動は監視カメラから覗き見すればNGかどうかの判定ができるのに対して、天願会長が嘘をついているかどうかということは監視カメラでは判別できないからである。

 

では、天願会長のNG行動は嘘で、黒幕は天願会長だったのか?

 

というと、それはそれで疑問が増える。

 

なぜなら、天願会長は宗方によって殺されており、もはや行動できない状態にあるからである。

 

自分が殺されたあとでもゲームが続くように何らかの手を打っていたのだとしたら、天願会長が黒幕でも問題ないのかもしれないけれど、いったいどうなっているのか。

 

また、天願会長がまったくのシロという推察も一応はありえる。

 

たとえば、全員が装着させられている腕輪に脈拍数などを図る機能があり、それを元に回答者が嘘をついているかを判別できる場合は、天願会長のNG行動も成立する。

 

まあ、それならどうして「襲撃者は複数」なんて情報を天願会長が知っていたのかということは別途説明が必要だけれど、この点はまだ情報が足りなくて考えようがない。

 

物語の終盤では、霧切さんが遺した(死んでませんけどねっ!?)手帳を朝日奈さんが持って来てくれて、「襲撃者の正体がわかった」といってスタッフロールに移行してしまった。

 

うーむ、さっさと続きが観たくて仕方がない。

 果たして犯人は誰だったと言うのか。