***注意はじめ***
以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。
また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。
当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。
***注意おわり***
アンジュは空中球技エアリアで培った飛行技術を活かし、新兵らしからぬ功績をあげていく。しかしアンジュを取り巻く人間関係は未だに最悪で、彼女は仲間を死なせた大悪党と見なされていた……などの展開。
主人公が無能すぎるとストーリーが進行しにくいため、アンジュが何かしらの特技を持っていてそれを活用するという展開になるのは仕方がない面もある。
ただそれにしたって、2・3話で失禁するほどビビッていた元皇女殿下がたった1話でどこぞのアバズレビッチ(作中のセリフより)化するというのはすさまじい進化……というか退化である。
陰湿な嫌がらせを受けてもアンジュは超然としているし、むしろやった側に倍返ししていた。やはり、元の性格からして気位の高い自分勝手な人間だった模様。
自分に好意的に接するヒトとそうでないヒトの見境なくまわりに噛み付いて孤立していくとなると、今後の展開的に上手くない気がするのだが……
それはそうと、話の冒頭で彼女に渡された機体についてジルたちが話し合っているシーンがあった。
アンジュが受け取ったポンコツ機は「ヴィルキス」という名前らしい。
ゾーラが死んだあと小隊長に任命されたサリアの独白からすると、あれは元々サリアが受け継ぐはずの機体だったとか。
会話の流れから、まるであの機体自体に意思があって、「アンジュを認めた」ような発言があったのだが、あれはいったいどういうことなのか。
また、ジルたちがエマ監察官にも秘密で始めようとしている「リベリタス」とはいったい何のことなのか。
いろいろと伏線を張りまくっていて、何かと気になることが多い回だった。
また、今度の出撃でアンジュは失敗してしまい、機体ごと海に墜落してしまう。
目が覚めると真っ裸で、腕を縛られた状態で見ず知らずの男と一緒にベッドに横たわっているという衝撃的な展開となった。
久しぶりに登場した男性なだけに、おそらくキーパーソンなのだろうが、これはどう展開していくのかわからない。
まあ、あまり期待しないで続きを見ていこうか。