悪意ある善人による回顧録

レビューサイトの皮を被り損ねた雑記ブログ

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 第05話

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 

ドラゴン討伐の最中、機体の不具合により海へと墜落したアンジュ。目を覚ますと、見知らぬ青年と一緒にベッドに横たわっていた。青年の名はタスク。浜に打ち上げられていたアンジュを治療してくれたのだという。機体の修復技術を持つタスクの力を借りて通信機器の修理を試みるアンジュだったが、そこに以前討ち損なったドラゴンが急襲してきて……などの展開。

 

 

およそ4話ぶりに登場した男性キャラ、タスク。

 

彼の回想シーンの中に右腕を失ったばかりのジル総司令官がいたころから、彼はアルゼナルと何らかの因縁があることは間違いなさそう。

 

マナの力を使わなかったことから、ノーマなのでは? とも思ったが、そうなると「ノーマは女性にしか生まれない」という通説からはずれることになってしまう。

 

アンジュと別れたあと、崖の上に設えられた墓らしきものに供え物をしてから一人島から立ち去るタスク。彼はどうしてアンジュが墜落した付近の島に一人で暮らしていたのだろう。

 

うーむ、謎の多い青年である。

 

また、アンジュたちが乗っている機体の総称が「パラメイル」という名前だいうことが始めて会話に出てきた気がする。今後はそのように記述するよう気をつけよう。

 

タスクのどじっぷりというかラッキースケベっぷりは、「ToLOVEる」の主人公・結城リトを髣髴とさせるものがある。ことあるごとにアンジュの股間にダイブする転び様は、アンジュでなくてもわざとなんじゃないのかと思えてしまうほどだった。

 

パラメイルを乗り回してドラゴンと戦うアンジュたちと違って、タスクはどちらかというと技術者の系統に属すると思われる。ある意味、最近の作品群にありがちな「戦う女の子と戦えない男の子」の組み合わせである。

 

彼と過ごした数日間によって、アンジュの頑なだった心がほんの少しだけでも和らいだのは大きい。これによってアルゼナルの仲間たちとのやり取りが少しでも軟化してくれれば、難ある性格も少しずつ丸まっていくことだろう。

 

これでちょっとは主人公の性格がまともになってくれれば、見ていてイライラする回数も減っていくのだろうが、これは見進めていかなければなんともいえない。

 

ホントもうお願いしますよ……?