***注意はじめ***
以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。
また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。
当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。
***注意おわり***
読者の皆々様方、お久しぶりでございます。
近年ますます筆不精になってきたためか、主な発言が月に1・2度の「つぶやき」だけになってしまっている今日この頃。
すべて「お空の物語」が筆者の時間を搾取していることが原因なのですがーー
閑話休題、1年以上間をあけたにもかかわらず敢えてブログを再開したのは、どうしてもお知らせしたい儀がありましたので再び重い腰をあげたしだいでして。
本日、2019年12月20日はすべてのイノグレファンにとって記念すべき日となるでしょう。
ついに……ついにあの物語が再始動をはたしたのですから。
※18歳未満立ち入り禁止!!
本作は「イノセントグレイ」によって2008年7月に発売された本格ミステリゲーム「殻ノ少女」のリメイク作品である。
リメイクといってもシナリオが変更になったりエンディングが増えたりといったことはない。
主な変更点は「画像のHD化」と「主人公・時坂玲人のフルボイス化」である。
主人公の声については本作のドラマCD、アニメ、第2作にあたる「虚ノ少女」では「高橋がならない」氏が担当していたが、第1作にあたる「殻ノ少女」本編では声がついていなかった。
とはいえ、そもそもイノグレ作品の本編で主人公に声が付き始めたのが「虚ノ少女」からなので、発売当時の筆者はその点をそこまで意識していなかった。
しかし、ドラマCD以降から主人公・時坂に色気と渋みがある素晴らしい音声が付いたことにより物語に深みが増した。そのため、いつかは本作もフルボイス化すればいいのにと願っていたのだが……長生きすると思ってもいない幸運に見舞われるものである。
今回、本作の最終作にあたる「天ノ少女」の前哨戦として本作のリメイクが決まり、個人的には内心で小躍りしている。
しかも初回限定版にはそれなりに厚みのある短編小説や、すでにロットアップしているサウンドトラック「azure」が付属していたりと、豪華そのもの。
なお小説については素読しただけのため後日感想を別記したいと思うが、内容は「本作の前日譚」と「虚ノ少女で語られなかったとある人物の行動」について書かれている。
このHD版から本作を手に取った読者からすると情報が乏しくて内容が理解しきれないのではないかと思われるが、「虚ノ少女」までプレイしている古参のファンならばきっと最終作への期待に胸を膨らませられる、まさに必見といった内容になっている。
さて、本日からしばらくは本作をプレイしながら10年前のむなしい日々を思い返すつもりであるため、再びブログの更新が止まることになる。
しかし、この物語の面白さを文章にして残したい衝動が尽きないため、徐々にだが感想というか考察もどきのようなものをしたためていく予定である。
酔狂な読者諸氏がいらっしゃるならば、どうか期待せず生温かな目で流し読みしていただければこれ幸いであります。