和菜ルート(TRUEルート含む)における3幕・4幕のストーリーについて。
***注意はじめ***
以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。
また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。
当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。
***注意おわり***
第三幕は昭和26年2月15日から2月18日(昼)まで。
話の流れを掻い摘むと、
・七七からの言伝により、秋五が昔知り合った少女に会いに行く
・冬史から由良と思しき人物の調査報告を聞く
・楼主・雨雀から上月家についての調査報告を聞く
・由良と思しき人物が逃げ込んだらしい宗教団体へ潜入を試みるも、失敗
・由良の過去について調べるため、和菜と共に逗子へ向かう
・和菜に由良との関係を暴露する
・その間、東京で七七の友人が惨たらしい遺体となって発見される
となる。
第四幕は昭和26年2月18日(夜)から2月22日まで。
物語は以下のように展開する。
・東京に戻った秋五は殺人事件の重要参考人として連行される
・釈放後、居候先から立ち退きを命じられ、上野の片隅に引っ越す
・引越し先に和菜がやって来て「選択」を迫られる
→和菜を受け入れないと和菜END(NORMAL END)に、
和菜を受け入れるとTRUE ENDに直行する
『和菜を受け入れない』場合の展開は以下のとおり。
・翌日、負傷した宗教団体の女を発見して匿う
・冬史から宗教団体の名簿を受け取る
・和菜が稽古の帰りに誘拐される
・秋五はバラバラ殺人事件の黒幕(=誘拐犯)と対峙するも、寸でのところで取り逃がす
・帰宅後、秋五は助けた女に殴打されて気絶
・翌日、宗教団体が全焼し、焼け跡から女と誘拐犯の遺体が発見されたと知る
・宗教団体の敷地である森林からも死体が出土し、由良だと判断される
・数週間後、和菜の海外留学を見送る
・さらに数週間後、秋五の帰宅を死んだはずの由良が出迎えた
『和菜を受け入れる』場合の展開は以下のとおり。(5幕の直前まで)
・翌日、負傷した宗教団体の女を発見して匿う
・冬史から宗教団体の名簿を受け取る
・女より、宗教団体の教主こそが由良であるが、すでに殺されていると聞かされる
・有島刑事に宗教団体の件について相談しに行く
・帰宅後、女の遺体を発見する
・和菜が行方不明となり、冬史と共に宗教団体に乗り込む
・バラバラ殺人事件の黒幕と対峙し、大怪我を負う
・監禁されていた和菜を救出して気を失う
余談だが、本作では主人公である秋五はほぼ全編を通して音声がない。
しかし、『和菜を受け入れない』ルートを選んだときのみ、事件の犯人の視点から秋五の声を聞くことが出来る。
バラバラ殺人事件の黒幕を飄々と追いつめる秋五の様子を堪能できることだろう。
本作で秋五が活躍する貴重な場面がノーマルエンドのルートにあるというのも、少々悲しいことではあるが。
本日はここまで。より詳しくは明日記す予定。