悪意ある善人による回顧録

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逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~ 第22話

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 


第22話「さらば、逆転 2nd Trial」

 

王都楼の審議が始まった。この裁判で無罪判決を勝ち取らなければ、真宵の命はない。成歩堂は依頼人の無実を証明しようとするも、事情を知らない御剣の立証によってそれを阻まれてしまう。そして裁判は本日中に判決を出すことが不可能と判断され、翌日への持ち越しとされ……などの展開。

 

今回は、逆転裁判3でも再登場を果たすサブキャラクター、マネージャーの華宮さんが証言台に立った。

 

話の途中で、成歩堂を脅していた誘拐犯の正体が、指名手配中の殺し屋、「虎狼死家 左々右エ門(ころしやさざえもん)」であることがわかってしまうため、もちろん華宮さんは犯人ではない。

 

彼女がいったい事件現場で何をしたかについては、今後の展開で明かされることだろう。

 

それにしても、容疑者の王都楼である。

 

物語の終盤になってついにその本性を明かした王都楼。今回の事件は、彼が「虎狼死家」に依頼をしてライバルである被害者を殺させたというシンプルなものだった。

 

それにイレギュラーな要素が絡んだせいで、無関係だった真宵が誘拐されるという事態にまで発展してしまった。

 

王都楼の存在は、これまでの逆転裁判シリーズの中でも特異である。真犯人でありながら成歩堂が弁護しなければならないという、ジレンマを抱えた事件の当事者が彼だ。

 

彼を無罪にしなければ真宵は助からない。しかし、彼を無罪にするということは、真犯人を野放しにするということ。

 

成歩堂がどんな結論を出すのかは、今後の展開に注目といったところか。