***注意はじめ***
以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。
また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。
当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。
***注意おわり***
もうひとつの地球側のスパイだったリィザから報告が届いた。それによると、神祖アウラがミスルギ皇国の地下に幽閉されていることがわかったのだという。知らせを聞いたサラマンディーネはアウラ奪還のためにもうひとつの地球への侵攻を決定する。すべての真実を知ったアンジュはサラマンディーネたちと共闘することを決めた。ドラゴンの大軍を率いて元いた世界へと舞い戻ったアンジュだったが、そこで待ち伏せ去れていたことに気づく。彼女を迎え撃つのは、黒いヴィルキスに乗ったサリアたちだった……などの展開。
自分の身分も世界の成り立ちも、ノーマとしてドラゴンと戦わさせられる目的でさえも嘘まみれ。真実を知れば知るほどに揺れていたアンジュだったが、ついにサラマンディーネの側につくことを決意した模様。
特異点なるワームホール的な時空の抜け穴を通って元の世界へと戻ったアンジュたちだったが、そこで意外な相手と戦う羽目になってしまう。
数話前にエンブリヲに連れ去られたと思しき、サリア、エルシャ、クリスの3人である。
彼女たちはアンジュが乗っているヴィルキスそっくりな黒いパラメイルを使い、ドラゴンの大軍を次々と殲滅していく。
ジルに心酔していたはずのサリアは、なぜかエンブリヲに忠誠を誓っているような口ぶりでアンジュを攻撃してくる始末。この数話のあいだにいったい何があったというのか。っていうかジルたちがどうなったのかすらわからんし。
ほかに気になることがあるとすれば、進撃途中にタスクがヴィヴィアンに語っていた将来の夢についてだろうか。
「この戦いが終わったら、アンジュと一緒に喫茶店を開くんだ……」なんて、いまどき珍しいほど明確に死亡フラグを立てやがったタスク氏。本作では珍しい男性キャラクターだというのに、物語後半で犠牲になる展開なんて見たくないぞ……
今回はとりあえず、ヴィルキスに秘められたワープ能力が都合よく使えたことでアンジュたちは難を逃れた。
廃墟と化したアルゼナルへと飛ばされたアンジュたちは、そこでモモカ、ヒルダ、ロザリーらに再会する。
これは、ジルたちもアルゼナルあたりに潜伏していると思っていいのだろうか。
さて、ドラゴン側の陣営につくことになったアンジュが今後どうなっていくのか、今後の展開が楽しみではある。
そもそも、エンブリヲが何をしたくてアンジュたちを付けねらっているのかもよくわからないし、気になることばかりである。