***注意はじめ***
以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。
また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。
当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。
***注意おわり***
・雑感
1/16
翌朝、玲人たちは派出所にて戌亥と対面し、事件について振り返る。
結局のところ東京・富山で起きた連続猟奇殺人事件は、人形集落で起きた「ヒンナサマの祟り」の模倣だったことになる。
東京へ戻る前に、玲人たちは再び祠草神社の賢静を尋ねる。
彼は最後に、理子を村から逃がす際、彼女がすでに身ごもっていたことを話してくれた。
まだ理子と連絡が取れていたころ、彼女は東京で子供を産んだものの、一人で育てることもできず孤児院に子供を預けたと聞いたという。
その孤児院の名は、白百合の園である。
場所は変わり、朽木病院。
小羽の意識が戻ったため、紫と雪子は見舞いに訪れていた。
紫が先導して雪子を待合室まで連れて行くも、雪子は小羽と顔を合わせづらいと躊躇する。
しかも小羽からは誰にも会いたくないと面会を拒否されてしまった。
紫たちはもう一つの目的であった杏子の見舞いをする。
雪子の姿を認めて杏子は言葉を詰まらせる。
涙を流して杏子を心配する雪子に、何も気にしなくていいと杏子は言う。
花瓶の水をつぎ足しに行った紫は廊下で未散と遭遇する。
共に杏子の病室に戻ると、未散は雪子の顔を見るや錯乱してしまう。
そのとき未散が雪子に対し「どうして殺したの?」と呟いたのを、紫は確かに耳にした。
病院からの帰り際、雪子は紫に一緒に来てほしい場所があると告げる。
そこは、私が始まった場所だから。雪子はそう言った。
1/17
東京に戻ってきた玲人と真崎は八木沼に会いに警視庁へ向かう。
夏目女史が同席したため話を聞くと、空木の死因は毒物を摂取したあと吐瀉物で気管が詰まったことによる窒息死だとわかったらしい。
事故の線もないではないが、誰かが毒物を飲ませた後に口を塞いで息の根を止めた可能性もある。
八木沼から預かった札束を返すため、玲人たちは茅原家を訪ねる。
真崎は雪子を引き取る以前について知っていることはないかと冬見に質問する。
雪子が身に着けていた髪留めは、かつて真崎がとある女性に送ったものである。
であれば、雪子は真崎とその女性との子供である可能性があると真崎は考えていた。
真崎の問いかけに動揺した冬見を前に、玲人はひとつの可能性を見出す。
玲人は真崎に用事を申し付けて家から追い出すと、冬見に自身の推理を聞かせる。
身寄りのない孤児であった雪子が、もとから髪飾りを持っていたとは考えにくい。
ならば髪飾りは冬見から譲り受けたものだと考えるのが自然である。
つまり、冬見こそかつて真崎と愛を交わした女性――理子だったのである。
冬見は十数年前、身を守るためだったとはいえ皐月を殺めてしまった。
そのトラウマがあったせいなのか、逃げた先の東京で子供を産んだものの、冬見は自分の娘を殺そうとしてしまう。
心身ともに限界だった冬見は、子供を取り上げた産科医の勧めで娘を孤児院に預けることにしたという。
しかもその産科医は、無戸籍だった冬見に茅原の戸籍を用意したばかりか、当時最先端の精神医学に基づく人格矯正術によって彼女の精神を回復させたらしい。
話を聞いていた玲人は、そんな離れ業をやってのける医師など一人しか思い浮かばなかった。
玲人の仇敵――六識命である。
冬見は生活が安定してきたころ娘を引き取ろうとしたが、そのとき既に施設――白百合の園はなくなっていたという。
同じころ、天恵会からの指示で雪子を引き取ったものの、いまだに娘の行方はわからないままらしい。
真崎は玲人に命じられた通り、土産物を配りに朽木病院まで足を運んでいた。
そこで真崎は未散と会話する。未散は雪子のことを知っていた。
未散は雪子を指してつぶやく。視えなくなったものを最初から視えなかった事にしちゃった人――と。
未散の言葉の意味を確かめるため、真崎は警視庁に向かう。
八木沼の許可を得て六識と面会できたものの、六識は患者のプライバシーに関わることは答えられないと一笑に付すのみ。
真崎は激昂しかかるも、後から現れた玲人に静止される。
落ち着きを取り戻した真崎は、これまで見聞きした情報をまとめ、六識にぶつける。
幼少期の未散はなぜ自ら左目をえぐり取ったのか。それは、彼女が雪子の兄・雪緒が殺される場面を目撃してしまったからではないか。
真崎の推理を聞いても、六識はその正否を答えなかった。
玲人は帰宅後、自宅の様子から紫と雪子が一日以上家に戻っていないことに気が付く。
すぐさま車に乗り込み、当て所なく二人を探し始める。
夜、白百合の園跡地にたどり着いた紫と雪子。
紫の問いかけに対して雪子は生返事を繰り返すばかり。
雪子が始まった場所の意味とは何か。彼女が何かを思い出そうとしていることを察した紫は、雪子の言葉を待ち続けるのだった。
1/18
翌朝、玲人は朽木病院にて目を覚ます。
紫たちを探し方々を巡ったあと、過労のため病院前で倒れていたらしい。
玲人の様子を見に来た未散と話したところ、雪緒を殺したのは雪子だったのだと確認が取れた。
真崎は冬見に雪子と紫が居なくなったことを伝えるため茅原家を訪れる。
天恵会の追っ手から保護してもらっていたはずの雪子が居なくなったことで冬見は動揺する。
ただ、現時点では誘拐されたのか自発的にいなくなったのかわからない。
二人の行方がわかる手がかりがあるかもしれないとして、雪子の部屋を見せてもらうことに。
そこで真崎と冬見は雪子の手帳を見つけ、中身を検める。
それは雪子が見た夢を記録に取ったもののようで、荒唐無稽な内容だった。
しかし次の一節を読んだとき、冬見は愕然としてしまう。
――大切な人をたくさん傷付けてしまった。
――私はあの人たちとひとつになりたかった。
――傷つけた処でどうにもならないのは解っている。
――でも私にはどうすることもできない。
――私はあの人に成り代わりたかった。
――だから私はあの人とひとつになって、本当の私になる。
雪子の思想は、かつて皐月と理子が抱いていた妄執とまったく同じものだったのである。
雪子は、紫のことを取り込もうとしていたのだ。
冬見は切羽詰まった様子で真崎を古いあだ名で呼びかける。
雪子に自分と同じ轍を踏ませられない、一緒に連れて行って欲しい。
冬見の言葉を聞き、ようやく彼女の正体に気づいた真崎。
しかし感傷に浸る暇はない。時は一刻を争うとして、二人は朽木病院にいる玲人と合流することにした。
朽木病院にて玲人は真崎たちから事情を聞く。
また、雪子の部屋に残されていたものから、杏子を刺した犯人も雪子だったとわかった。
このままでは紫の身にも危険が及ぶ。
雪子の行方に心当たりがないか入院中の小羽に尋ねる玲人たち。
小羽は以前、自分が元居た孤児院の話をしたところ、紫が関心を示していたことを思い出す。
雪子たちの居場所に当たりをつけた玲人たちは急ぎ出発しようとするも、なぜか未散も付いていきたいと口にする。
お母さんのために雪子ちゃんを助けたい――未散はそう告げた。
その言葉を聞いて未散が何者なのかに気づいた玲人は、彼女の同行を許すのだった。
玲人たち4人は自動車を急行させ、白百合の園跡地にたどり着く。
日暮れ時の礼拝堂には、今まさに紫を殺そうとナイフを手にした雪子がいた。
狂乱した雪子は、話す端から口調が変わっていく。それは、かつて彼女が取り込んだ者たちの人格だった。
自分には紫が必要だから、彼女とひとつになりたい。雪子は叫ぶように宣う。
しかし玲人は、そんな彼女に対して言葉をぶつける。
君はその人が好きで惹かれている訳ではない。
君がその人に成り代わりたいと願っているだけじゃないか――と。
玲人の言葉を雪子は激しく否定する。
しかしそのとき、玲人たちの前に割って入った未散が雪子に話しかける。
――本当の雪子ちゃんは、雪緒ちゃんが殺された時に死んでしまったのね。
未散の存在を認識した雪子は一瞬正気に戻り、かつて自分が犯した過ちのすべてを思い出す。
茫然自失となった雪子は、いつから自分は本当の自分を忘れていたのかとつぶやく。
罪を償う方法なんて、一つしか知らない。
雪子が手にしたナイフは、雪子自身に向けて突き出された。
しかし、刃が雪子の胸を貫く寸前、紫が素手でナイフを抑え込んでいた。
紫は涙ながら語る。
これ以上、大切な人を喪うのは厭だと。
一緒に生きてほしい。そう強く訴えかける紫に心打たれ、雪子はついに膝をつくのだった。
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その後、雪子は警察に逮捕された。
のちに玲人の調査でわかったことだが、彼女は天恵ノ会の教主と織部の妹との間に生まれた娘だったらしい。
血縁をたどるなら、冬見とは従姉妹に当たることになる。
しかし、そのような事実を伝えてわざわざ混乱を招く必要もないとして、玲人は調査資料を処分する。
ちょうどそのとき、冬史が事務所を訪れる。
件の小説家が、一年以上前に多摩の山中で目撃されていたというのである。
攫われた冬子の行方が分かるかもしれない。
二人は身支度をし、奥多摩へと調査へ向かった。
玲人たちが山中を捜索しているころ、真崎のもとに冬見から電話が入る。
保育施設・若葉園の手伝いに来ていた菜々子と連絡が取れなくなっているという。
彼女の子供も心配であるとして、二人は菜々子の住所を訪れる。
そこで真崎達は、服毒自殺を図った菜々子を発見する。
服薬量が足りず、菜々子は一命をとりとめた。
ただし彼女の自宅には子供の姿はなく、そればかりか致死量と思しき大量の血糊がこべりついた布団が見つかった。
病院で八木沼と顔合わせした真崎は、菜々子に空木殺害の容疑がかけられていたことを聞かされる。
復調した菜々子は、取り調べの場で空木を殺害したこと、さらに父親を殺害したことを自供した。
しかし、自宅で父親を殺したとしても、遺体を運び出すのに女性一人の手では困難である。取り調べに同席していた夏目女史は、彼女の同居人である黒矢尚織が共犯なのではないかと指摘する。
尚織が指名手配されて数日が経ったが、彼の行方はつかめなかった。
菜々子は取り調べの場で、自分が死ぬ前に育てていた子供を尚織に託したのだと話す。
尚織の居場所を話そうとしない菜々子に対して、真崎は懸命に説得を続ける。
このままではその子は無戸籍のまま、ろくな教育も受けられなくなってしまう。それがその子にとって本当に幸せなことなのか、と。
真崎の言葉を受け、ついに菜々子は尚織が住処として使っていた奥多摩の山荘の場所を供述する。
山間を捜索して数日が経過したころ、玲人たちはすぐそばに警察車両が大挙して訪れていることに気づく。
捜査指揮を執っている八木沼を見かけるや、玲人は驚きの声を上げる。
八木沼と真崎から事情を聞いた玲人は全てを悟る。
冬子を攫った小説家をかくまっていた者。
小説家から「プルガトリオの羊」の構想を聞き出し、代筆した原稿を出版社に送り付けた者。
すべて、尚織の仕業だったのである。
暗く沈む玲人を責め立てるかのように八木沼は続ける。
どうして「殻ノ少女」事件の際、あのような手術を施してまで朽木冬子は生き永らえさせられたのか――
八木沼がその真意を口にする前に、玲人は思わず彼を殴りつけてしまう。
菜々子の供述では、尚織が保護した少女は妊娠していたが、とても出産に耐えられるような状態ではなかったらしい。
だが尚織の手厚い処置によって、昭和31年11月に何とか出産までこぎつけたという。
しかし少女は子供を産んだ後ほどなく力尽きてしまった。
産まれた子供は未成熟児だった。そのため、菜々子が自分の子供としてこれまで世話をしてきたという。
つまり、正月の井の頭公園で菜々子が連れていた赤ん坊とは――
尚織が潜伏していたと思しき山荘の周辺には、三つの塚が作られていた。
真崎達は塚を掘り返す。
一つ目の塚には片足のない白骨遺体。菜々子の父親である。
二つ目の塚には後頭部を斧で割られたと思しき白骨遺体。件の小説家であろう。
そして最後の塚は、玲人自らが掘り起こした。
黒いぼろ布で覆われた、抱え込めるほどに小さな――四肢のない白骨遺体が現れる。
雪が降りしきる中、玲人は虚空を仰いで慟哭する。
哀しんでいる場合ではない。自分にはまだ、彼女が遺した子供を見つけ出す使命が残っている。
――帰ろう冬子、ここはとても寒いから……
あたかも絞り出すかのように玲人は慙愧の言葉を口にするのだった。
これにて、虚ノ少女TRUEエンドルートの概要は終了である。
(なおこれまでも散々述べていることだが、本編はこの十倍以上は濃厚な描写と対話が繰り広げられており、本作の雰囲気を余すところなく体感するためにはプレイすることが必須である。当ブログの記述はあくまでも大まかな流れの『まとめ』でしかないことに注意されたし)
連続猟奇殺人事件を解決し、人形集落に根付いた悪しき因習を暴き立て、天子だった少女のその後さえも明らかにして見せた。玲人たち追跡者側の面目躍如であろう。
情報が一所に集まりすぎていたり時の運が味方した感もあるが、それでも複雑に絡み合った謎が紐解かれていく過程は最高に興奮させられた。
そして、本筋の事件と同時並行で動いていた雪子の問題も、ここでようやく解決を迎える。
雪子は幼いころから『他者を取り込んで己の一部とする』という妄執に取りつかれていた。
そうして好きになった相手、憧れた相手を何人も喰らい、そのたび相手の人格になりきることで過去の記憶をなくし続けていた。
雪子が生まれつきこのような精神疾患を抱えていたのかは定かではないが、幼少期の描写から読み解くことはできるかもしれない。
小羽との会話の中で、彼女たちは施設にいる間お祈りやら修行やらをさせられていたことがわかっている。これは教団に従順な人間を作るための洗脳の一種ともとれる。
また施設は雛神製薬ともつながりがあったことから、子供たちは新薬の実験台に使われていたと示唆する描写もある。雪子がもらったお菓子だけ他の子と違うものだった理由は、彼女のお菓子にだけは危険な薬品が含まれていなかったからなのだろう。
であれば、彼女が薬品の副作用により後天的に異常な妄執に囚われたとは考えにくい。
祠草の血筋も元をたどれば雛神に行きつくということだが、やはり遺伝的な異常だったのだろうか。
そもそも彼女が孤児院に預けられていた理由は何なのか。
彼女は天恵ノ会の教主の娘だったことが明らかにされている。ただし、その教主はとある理由により殺害されてしまったうえ、母親もすでに死亡している。血縁上は伯父にあたる織部が雪子を直接保護せず孤児院に紛れ込ませていたのは、彼女が権力闘争に巻き込まれてしまうとでも考えたのかもしれない。
なお、雪子が関わった4件の殺傷事件のひとつである「跨線橋転落事件」については、ドラマCD「虚ノ少女 ~天に結ぶ夢~」にて詳細を知ることができるので必聴である。
時系列的には雪子が逮捕された直後から始まる。このとき玲人は冬子の遺体が見つかった喪失感でいっぱいなはずなので、八木沼からの調査協力は真崎が受けることになる。
助っ人として逗子から高城秋五が呼び出されたり、紫が同行することになったりと、最終的には三人で過去の事件の再調査をするという流れになる。
ここでは敢えて結末には触れないが、ストーリーを聞き終えた素直な感想は次の通り。
「どつもこいつも危ねぇ思想の持ち主が多すぎじゃね?????」
ひとまず枝葉末節を気にしなければ、「虚ノ少女」単体としての事件はこれにてすべて解決を迎えている。
しかし、三部作の主人公である玲人にしてみれば物語はまだ終わっていない。彼が偏執(パラノイア)から解き放たれるためには、ケリをつけなければならない因縁が残っている。
その完結編である「天ノ少女」はまもなく発売されるわけだが、ここまで7年間も待たされた身からすると今の時点で両の手が微かに震えてしまう。
いったいどのような結末を迎えるのか。果たして玲人が救われる未来は訪れるのか。
繰り返すようだが、旧版「虚ノ少女」から数えて7年も、旧版「殻ノ少女」から数えて12年も待ちぼうけを食らっている。
もういい加減ビターエンドじゃなくってもいいんではないだろうかイノグレさん……?
最後に、「虚ノ少女RE」初回生産版に付属していた別冊小説について少しだけ触れておきたい。
収録されている作品は次の通り。
・「流し雛の邂逅」
⇒人形集落から東京へ逃がされた理子がいかにして昭和33年現在まで生きてきたか、その経緯が理子の視点で語られた物語。
戦中・戦後の困窮した状況の中、娘を殺してしまいそうになった苦悩が切実に描かれている。
六識とは子供を取り上げてもらった頃から世話になっており、ヤツが事件を起こして失踪するまで5年ほど関わりがあったらしい。
あのサイコパス野郎が純粋な善意で無戸籍の女性を助けてやったなど、旧版を読んだときには信じられなかったものだが、この小説を読んで納得した。
やはり六識は他人のことを実験台としか思っていなかったのだろう。その結果が理子の場合たまたま好転しただけで、下手すれば彼女が連続殺人の被害者になっていた可能性だってあったのだ。
また、文中では明言されていないものの、逃亡中の理子が日常の中で、中原美紗や上月由良・祠草時子といった面々と絶妙に関わっていたというのはとても興味深かった。
・「プルガトリオの羊」
⇒本編中でも冒頭部分に一節が表示されるが、こちらは全文が掲載されている。
メアリという名の木偶の体を持つ少女が、羊男に導かれて七つの大罪を犯した木偶たちが受ける罰を眺めながら煉獄の山頂を目指す話……でいいのだろうか。
ただ、道中に出てきた大罪は六つしかなく、最後のひとつである「愛欲」はおそらくメアリ自身に問われた罪なのだと思われるが、もしかしたら「天ノ少女」へ向けた何らかの伏線ではないかと考えてしまいました。(中並感)
あとほんの数日で待ちに待った完結編のストーリーを拝めると思うと緊張してしまう。
とりあえず、この後は貯めに貯めこんだショートストーリーと「無料体験版という名の前日譚」をプレイして発売日当日に備えなければ……