4章の探偵パート途中まで。ようやくこれまでのシリーズに近い話運びとなってまいりました。
***注意はじめ***
以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。
また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。
当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。
***注意おわり***
大英帝国における初めての裁判で勝訴した成歩堂は翌日、主席判事のヴォルテックスと再び面会する。課せられた試験をこなし、晴れて司法留学生として認められた成歩堂だったが、ヴォルテックスから再び弁護人の引き受け先のない被告人がいることを告げられる。先日の裁判に納得していない成歩堂は弁護を引き受けるかを悩むが、裁判は明日開廷されてしまうという。ひとまず容疑者が捕らえられている留置場に向かうことにした成歩堂たちは、容疑者との面会を果たす。容疑者の名は、夏目漱石。成歩堂たちと同じ日本人留学生だった……という筋。
夏目漱石が登場するという情報もプレイ前から告知されていたため、ようやくといったところである。 ちなみに漱石は日本政府から「英語」の研究をするように命じられてイギリスに訪れたらしい。
しかし、年齢が33歳とは意外と若い。(留学生としては歳かもしれないが)
そのせいなのか、ことあるごとに四文字熟語を連発するという逆転裁判風のキテレツなキャラクター性を発揮してくれた。見ていて面白いが、漱石の関係者に怒られるのではないかと少しひやひやする。それとも、そんな心の狭い関係者などいないのだろうか。
今回の事件は、探偵パートと裁判パートを行ったり来たりする、従来の逆転裁判の話運びに近いものになる予感がある。4章にしてやっとという感じではあるが、そもそもこの物語は全部で何章まであるのだろうか。
これまでのシリーズでは長くても5章で終わることが多かったのだが、まさかろくに裁判も調査もしていないのに5章で終わるなんてことはないはず、と思いたい。
3章では登場しなかったホームズが現場を引っ掻き回しそうな気配もすることだし、今後の展開に期待である。