悪意ある善人による回顧録

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ニューダンガンロンパV3 その1

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 

 

 

  • プロローグ

 

 2017年1月12日、ついに待ちに待ったダンガンロンパシリーズの最新作「V3」が発売した。

 

……にもかかかわらず、プライベートで多忙を極めたゆえに、PSvitaに触れることすら叶わないまま1週間が過ぎてしまった。

 

 もっとも、その間にアップデートデータの配信があったため、むしろ起動しなくてラッキーだったとも言えるが……

 

 それはいいとして、早速プロローグの感想である。

 

 今作は「嘘」がテーマと言うこともあり、いきなり気になる導入から始まった。

 

 ロッカーに閉じ込められていた主人公・赤松楓が目を覚ますところから本作は始まる。気がつくと、彼女は見知らぬ教室に閉じ込められていた。

 

 しかし、彼女の服装が事前告知されていた「音符」を象った制服ではなく、もっとありふれた制服になっていた。

 

 彼女のすぐ側で覚醒した少年・最原終一も、やはり普遍的な制服を着ている。

 

 有刺鉄線で覆われた窓。天井に吊り下げられたモニター。これまでのシリーズと同じく不気味な装いの校舎なのに、なにやら登場人物たちの様子がおかしい。

 

 赤松たちは何者かに拉致されて、その学校に連れられたことを覚えていたようだった。登場人物たちの記憶がなかったこれまでのシリーズとの大きな違いである。

 

 しかし、二人が会話していたその直後、全長数メートルはあろうという巨大なロボットが廊下を占拠しており、二人を追い回し始めたのである。

 

 赤松および最原の二人は死に物狂いで体育館まで逃げ延びた。すると、そこには二人と同じ境遇の高校生の男女が14名いた。

 

 やはり彼ら・彼女らも、事前告知された制服ではなく、もっと普通の地味目な制服を着ている。

 

 そのうえ、会話の端々に「どうして自分たちのような何の才能もない一般人をこんなに大勢拉致したのだろう」といった意味合いの言葉が混ざっている。

 

 うーむ、おかしい。超高校級の面々が一同に介しているはずのシーンなのに、誰もが「才能がない一般人」ということになっている。

 

 そのうえ、本作における特異な登場人物である、超高校級のロボット・キーボの顔が、普通の人間そのものに見えたのも印象深い。

 

 これはいったいどういうことなのか。

 

 直後に現れたモノクマーズたちも、我々が生きる現実世界を意識したメタ発言を繰り返すし、なによりゲームスタートしたときのオープニング自体も気になる。

 

 過去作品を発表順に紹介し、「コロシアイはまだ終わらない」と期待を煽っただけのようにも思えるが、あのオープニングからすでに何らかの伏線が張られているとしたら?

 

 そのうえ、登場人物の一人、天海蘭太郎がやけに状況理解が早すぎるのも気になる。

 

 登場人物たちはモノクマーズたちによって事前告知されたとおりの制服に着替えさせられると、意識を失ってしまう。

 

 そうして、まるで時間が巻き戻ったかのように同じような展開が繰り返される。

 

 ロッカーに閉じ込められた赤松と、すぐ側で覚醒する最原。

 

 しかし今度は彼らは「超高校級」の才能を持っているということを自覚しており、どうしてその学校に連れられてきたのかと言うことに関しては「覚えていない」と言う。

 

 赤松の回想に一瞬出てきた頭に装着する機械の描写も気になる。

 

 一通りの人物たちと自己紹介を終えたあと、いつも通りモノクマが出てきて「さあコロシあえ!」というお決まりの展開をし、そこでプロローグは終了である。

 

 

 まさか「2」同様に電脳世界での出来事ってわけではないだろうけど、果たしてどんな展開が待っているのか。

 

 とにかく、さくさくプレイしてストーリーを読み進めることを最優先していきたいと思う。コンプ要素は後回しと言うことで。