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悪意ある善人による回顧録

レビューサイトの皮を被り損ねた雑記ブログ

カルタグラ ~ツキ狂イノ病~ (その16)

PCゲーム

引き続き、PC版におけるTRUEルートの総括、キャラクターについてなどを記録させていただきます。

 

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 

 

 

登場人物に対するコメントの続きを行いたい。

 

 

・雨雀

お色気担当その2。できる女。

 

警察を辞めたあと行き場をなくした秋五を居候させてくれた遊郭の女主人。名前だけは序盤から出ていたが、初登場は乙羽が死んだあとである。また、凛が死んだあとにHシーンが入る主な人物でもある。

遊郭を経営している割にはかなりの常識人であり、情報屋としての顔も持つ。部下を逗子に派遣してからたった1日で上月家の情報を集めてくるなど、やり手な女性。元は吉原で遊女をやっていたらしい。

劇中で何度か言及されているが、遊女たちにとっての母親的存在でもある。ただ、遊郭と言うと金で売られてきた女性が年季が明けるまで強制労働させられる場所というイメージが強いのだが、「雪白」の様子を見ているとそのような悲壮な雰囲気が感じられない。どちらかというと場所貸ししている風俗店のようなものだったのだろうか。

残念ながら舞台中盤にて秋五は「雪白」から引っ越さざるを得ない状況に追い込まれてしまうため、それ以降の出番はなかった。物語の後、初音を養女に迎えて飲食店を経営し始めたことが殻ノ少女ほかで語られている。

 

 

 

・綾崎楼子

おっとり系お嬢様。巻き込まれた人。眼が、眼がぁぁぁぁぁ……

 

秋五が警察官だったころ、護衛の対象だったことのあるお金持ちのお嬢様。祖母が白人とのことで、地毛でブロンドヘアーである。七七の同級生であり、七七の奇天烈な言動を微笑みながら受け答えできる貴重な人物。類は友を呼ぶのであろう。

カルタグラ後半戦が始まったと同時に登場し、1度デートしたら即座に殺されてしまうという不遇な女の子。秋五に会いたいなどと思わなければ巻き込まれずにすんだのに、哀れすぎる。

本作における唯一の百合シーンの担当者でもある。このあたりは原画家である杉菜水姫氏の趣味が全力で発揮されたシーンらしい。いま思うと、全年齢百合アドベンチャーゲーム「FLOWERS」が発表されたのはこれが下地にあったのではないかと感じてしまう。

 

 

 

・祠草時子

電波的な――もとい、ダウナー系美人。とにかく低血圧。

 

千里教の幹部であり、初代教主の娘。赤尾に薬漬けにされたり弄られたり脅迫されたりと、散々な目にあったうえに殺されてしまう人。ハーヴェストノヴェルズ版において、脅されながらも赤尾に好意を持っていた描写がなされていたが、実際のところはどうだったのだろうか。

初登場のシーンが怪しげな布教を行っている最中だったため、絶対に関わりあいたくない感じの人なのかと思いきや、意外にも冷静な人物だった。ただ、生まれ育った環境が特殊すぎるせいで宗教にどっぷりと浸かってしまい、逃げ場がなくなっていたようにも見えてしまった。なんにせよ、哀れな人である。

なお、彼女の家系である「祠草」はカルタグラから数年後の未来を舞台とした「虚ノ少女」で再登場する。その中にやはり非常にダウナー系な女性がいることから、彼女のじめっとした性格は血筋なのではないかと思ってしまった。

 

 

 

・乙羽

イライラしている印象だけが残ってしまった悲しい人。イノグレ作品の代名詞的な死体役となった女性。

 

「雪白」で働いていた遊女。小雪と芹という二卵性双生児の遊女の姉貴分にあたる。

物言いが苛烈で、よくドジをする初音に辛く当たっていた。序盤早々で死体となってしまうため、ただ感じが悪かった印象しか残っていない。

ただし、ルート選択によっては乙羽と八木沼の絡みが見れたり、カルタグラの公式通販特典DISCにおいて生前の乙羽を描いた短編が収録されていたりする。そこまで見れば彼女がただ口が悪い女性ではなかったことがわかってもらえるはずである。

 

 

 

・深水薫

殺人鬼ならぬ食人鬼。電波系シスター。

 

七七の通うミッション系スクールにおけるシスターでありながら、多数の女性を手にかけた連続殺人犯。教会の地下室で犯行に及び、遺体の運搬に馬車を使うという斬新な手口で世間を惑わせた。

登場シーンが少なすぎるため、彼女がまともなフリをしているところはほとんど見られない。秋五に襲い掛かってきた際の狂気的な言動が印象に残っている。

なお、秋五が選択肢を誤ると彼女に捕らえられてしまい、死肉となった凛を食べさせられるという非道なバッドエンドを迎えることになる。しかも、ショックの余り廃人となってしまった秋五を七七が良いように弄ぶという後日談つきである。

完全クリアを目指す場合は、深水の支離滅裂な言動を聞くことになるので覚悟するように。