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悪意ある善人による回顧録

レビューサイトの皮を被り損ねた雑記ブログ

逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~ 第15話

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 

第15話「再会、そして逆転 2nd Trial」

 

霧崎医師殺害の裁判が開廷した。相対するは伝説の検事・狩魔豪の娘、狩魔冥。密室において発生した殺人である以上、現場に居合わせた真宵以外に犯行は不可能であるという冥の主張に対して、成歩堂は次々と反論の芽を断たれていく。しかし、窮地に陥った成歩堂の前に再びさる人物が現れる。それは、春美の身体を借りて現世に舞い戻った成歩堂の師匠、千尋だった……などの展開。

 

冥が鞭をぶん回すアクションは、だいたいゲームと同じように打撃のエフェクトによって表現されていた。裁判中に鞭を振り回す検事なんて前代未聞だが、その鞭で裁判長すらも黙らせるのだからとんでもない検事がやってきたものである。

 

さて、今回の事件のアニメ化で気になったところというと、やはり「霊媒」の扱いについてだろうか。

 

ゲームの世界だからと軽く流されそうな話ではあるものの、逆転裁判の世界のなかでも「霊媒」はイレギュラーな存在である。「霊媒」ができる極少数の超能力者的な人間がいることは確かだが、その能力が広く知れ渡っているわけでも、当然のものとして認められているわけでもない。

 

現実の世界で「霊媒で呼び寄せた霊にのっとられた人間が殺人を犯した」なんて主張をする場合は、多かれ少なかれ心神喪失の話になるに違いない。だからこそ、冥が成歩堂に対して今回の殺人が正当防衛によるものだったと主張するよう促したことは若干違和感がある。

 

霊媒は本物であり、霊媒師本人の意識がなかったことは検察側も認めているにもかかわらず、その罪は霊媒師が負うというのは、現代刑法の理念からすると少しずれている気がしないでもないのだが……まあ、そこはそんなに追究しなくてもいいか。

 

どちらかというと、成歩堂霊媒の存在を裁判所で認める言葉を発した展開の方が予想外だった。

 

ゲームでは、成歩堂と真宵が留置所で接見している最中に真宵が姉である千尋を霊媒で呼び寄せるシーンがあり、その光景の隠し撮り写真をもってして霊媒の存在を裁判長に認めさせるという展開になっていた。

 

この一連のやり取りを通してプレイヤーは、「ああ、やはりこいつはあの狩魔豪の教えを受けた検事だ、やり方がギリギリで汚すぎる……」と脅威に思ったわけである。

 

まあ、やはり留置所での盗撮という展開をアニメにするわけにはいかなかったのだろう、そこらへんはするっと流しても物語の展開的には問題ないから見逃してもいいか。(じゃあ何で愚痴ったのだと言う言葉は聞きません)

 

それにしても、春美の身体を借りて光臨した千尋の姿が刺激的過ぎてビックリした。ゲームでもだいぶギリギリな姿になっていたのに、アニメだと服が本当にぱつんぱつんになっていた。またどっかの腐れP○Aあたりが苦情を言い出すのではないかと心配になってしまう。

 

 

幕間にて真宵の伯母・キミ子と、綾里家の離れで休んでいたという霧崎医師の連れ・のどかとの会話が差し挟まれた。当然のように原作にはないシーンながら、視聴者にはある種の疑念を抱かせるには充分な展開である。

 

果てさて、来週はどうなることやら。どうも来週ではまだこの話は完結しないようだから、第2クールではもっとじっくりとアニメ化をする予定なのかもしれない。