悪意ある善人による回顧録

レビューサイトの皮を被り損ねた雑記ブログ

お義父さんと呼ばせて 第5話

録画したものを鑑賞いたしました。

 

***注意はじめ***

以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。

また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。

当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。

***注意おわり***

 

第5話は、美蘭の兄・葉理男(中村倫也)の彼女と思しき人物を町中で見かけた保。話しかけてみると、なんと葉理男本人だと判明。女装趣味がばれてしまったことをきっかけに、葉理男は会社を辞めると言い出し……などの展開だった。

 

異性装は年齢、性的指向にかかわらず広く見受けられる現象のひとつだ。ただし、異なる性別の格好をしたいという欲求の根本原因は人それぞれであるため、一概に語れるものではないのも事実。簡単にHENTAIと括ってしまうのはご法度である。

 

葉理男については、大学の学園祭の出し物で女装をしてから、着飾ることに嵌ってしまったらしい。仕事や日々のストレスから解放されるために、自分とは違う自分を演じるという方向性ではないようだ。どちらかというと、コスプレや変身願望の一種なのかもしれない。

 

ただ、保にとっては災難な展開ではあった。葉理男のためを思って誰にも口外しないと約束してしまったせいで、何故か自分が他所の女と浮気しているという疑いを持たれてしまったのだ。携帯端末にカメラ機能がついて久しいが、何でもかんでも無遠慮に撮影してネット上にアップさせる行為はなんとか規制できないものか。プライバシーも何もあったものではない。そのような振る舞いは無礼であると心得てほしいものだ。

 

今までの話でだいたいわかってきたが、美蘭はかなり単純な思考回路の持ち主らしい。良くも悪くも純粋すぎるというか、与えられた情報をそのまま受け取りすぎる。情報の裏を読むということができないのだ。欠点とまでは言えないが、これは今後も保は苦労させられそうである。

 

また、美蘭の母・静香による保の名前間違えも恒例になってきた。大惨事やら大魔王やら、今まで一回で名前を言えたためしがない。美蘭の天然っぷりは母親譲りなのかもしれない。次回は、そんな静香に焦点を合わせた話になるのだろうか。

 

今後の展開に期待である。