***注意はじめ***
以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。
また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。
当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。
***注意おわり***
先日、ついに恐るべき発表がされてしまいましたね。
なんとこの「歌舞伎町探偵セブン」、
10月15日を皮切りに順次イベントが終了することが決定してしまいました。
公式ホームページによると終了日は、
事件0 2018年11月26日(月)
事件1 2018年10月15日(月)
事件2 2018年11月26日(月)
事件3 2019年2月11日(月)
事件4 2019年1月14日(月)
事件5 2018年10月29日(月)
事件6 2018年10月29日(月)
とのこと。
よりにもよってこのイベントの代名詞的な「事件1」が最初に終わってしまうとは・・・・・・
残り1ヶ月あまりとなったため、これから足早に雑感を記していく所存です。
●事件0「TOHOシネマズ怪文書事件」
「事件0」は2018年5月21日から追加公演されている、本イベントの「入門編」に位置づけられる演目である。
歌舞伎町探偵セブンは【あの】歌舞伎町を歩き回るイベントというだけあって、何やら恐ろしげなトラブルに巻き込まれやしないかという一種の恐怖感が付き纏う催しだと言える。
それはビビリで腐れボッチな筆者としても例外ではない。
2017年冬からイベントが始まっていたことを知っていたのに参加を見送っていたのは、歌舞伎町という町にいかがわしいイメージ(という名の偏見)を抱いていたからである。
しかし、この「事件0」入門編はそんな歌舞伎町散策の初心者にとってもイベントに参加しやすいよう、周遊&謎解きにかかる時間は1時間程度に設定されている。
とはいえ、歌舞伎町探偵セブンではことあるごとに指定された店でキャスト(=運営スタッフが演じる物語上の人物)と会話しなければならない。
それは「事件0」でも例外ではない。参加者は「事件の捜査をする探偵」として事件の状況や関係者の名前などを随時チェックしてから会話に臨む必要がある。
入門編だと甘く見ていると、いざキャストとの会話の際にアタフタとしてしまい、キャストの言い分に首を振るだけの不様を晒すハメになりかねない。
(それこそ筆者のように!)
いろいろな意味で、この「事件0」は後の「事件1」~「事件6」すべてに共通するイベントの楽しみ方を凝縮したちょうど良い難易度の演目であったといえる。
惜しむらくは、「事件0」は平日限定開催であるということか。
これには、歌舞伎町探偵セブンのイベント上の制約が関係している。
というのも、このイベントでは歌舞伎町1丁目付近を縦横無尽に歩き回るのだが、立ち入る店舗というのは事件によって共通していることがあるのである。
「事件0」はイベント初心者を対象に設計されているため、要所要所に「事件0」だけの特殊演出が用意されている。
それを他の事件の捜査のために店へ訪れた参加者が見聞きしてしまっては、多少なりとも興醒めするというもの。
そこまで考えてゲーム設計されていることを、すべての事件を捜査し終えた今だからこそわかる。
筆者はこの「事件0」を足がかりとして本イベントへの参加を決意したのだが、わざわざ有給休暇を取ってまで参加した価値はあったと断言できる。
いきなり2時間以上も歌舞伎町を歩き回るのが怖いorダルイということであれば、「事件0」からイベント参加を試みるのも悪い選択ではないのではないだろうか。
・・・・・・と、これだけだとイベント自体の感想としては薄いので、 最後に一言だけ付け加える。
懸命なる読者諸氏の皆々様方、「ぼったくり」にあっても慌てることなかれ。
どこにでも活路はあるというものである。