いよいよストーリーについての感想を書き残そうと思います。
***注意はじめ***
以下の文面は言葉遣いに乱れが生じたり、ネタバレにあふれる虞があります。
また、本文は筆者である阿久井善人の独断と偏見に基づいて記されております。
当方が如何な感想を抱いたとしても、議題となっている作品の価値が貶められるはずもなく、読者の皆様のお考えを否定するものではないということを、ここに明記いたします。
***注意おわり***
本作は昭和26年(1951年)の東京・上野を舞台に、探偵・高城秋五を主役に据えた物語である。秋五は冬のある日、戦時中からの恩人・有島刑事から人探しの依頼を斡旋される。対象者の名前は上月由良。出征前、逗子へ療養しに行っていたころの恋人であった。偶然か因縁か、悩みながら依頼主を尋ねに逗子へ向かうと、秋五はかつての恋人と瓜二つの人物と出会う。彼女の名は、上月和菜。由良の双子の妹だった。やがて秋五は和菜と共に上野で由良の捜索を始める。しかし上野では、巷を騒がすバラバラ殺人事件が起きており……という筋。
物語は以下の5幕から構成される。
第1幕「MUTILATION」
(「切断」の意)
第2幕「REVELATION」
(「発覚」の意)
第3幕「LABYRINTH」
(「迷宮」の意)
第4幕「PAIN KILLER」
(「鎮痛剤」の意)
終幕「CATASTROPHE」
(「大惨事」「悲劇の結末」の意)
終幕はTRUE ENDへ繋がる唯一の章であり、1週目では見ることが出来ない。
一度「和菜END」(ノーマルエンド)を迎えたあとでなければ出てこない選択肢を選ぶ必要があるのである。
詳しくはまた後日、記したいと思う。